確定申告の流れと税金納付時期

確定申告の流れと税金納付時期

確定申告 個人 やり方が分からない、あるいは忘れた方の為に確定申告をわかりやすく説明します。確定申告の手順は必要な書類の準備に始まり、申告書と付表や計算書などを作成して用意します。提出する書類の内容を確認して不備がないことを確かめたら、書類を提出して還付を受けるのが基本的な確定申告の流れです。確定申告で必要となるのは確定申告書で、会社員と年金所得者はA様式とB様式のどちらを選んでもOKです。

個人事業主などの事業所得を得ている人は、必ずB様式の確定申告書を選択しましょう。税務署や市区町村の窓口でももらえますが、国税庁のサイトにアクセスしてプリントアウトすることも可能です。確定申告書には、収支内訳書や青色申告決算書も必要となります。いわゆる白色申告なら収支内訳書、青色だと青色申告決算書を一緒に提出します。これらも確定申告書と同様に、各窓口や国税庁のサイトで入手できます。

申告書類の作成には他にも、口座情報や帳簿の領収書、レシートといったお金の流れを把握する情報が必要です。場合によっては医療費控除の明細書、社会保険料控除証明書や寄附金受領証明書も用意します。申告書類の提出時には、マイナンバーカードやマイナンバー記載の住民票の写しなども提示が求められます。郵送で申告書類の提出を行う場合は、これらの写しを添付します。売上や仕入れといった帳簿付けを整理したら、確定申告書類を選択して申告書類の作成を行うのが、確定申告の個人事業主のやり方となります。

交通費や通信費は経費になりますし、経費と認められれば控除が受けられますから、日頃の帳簿付けは重要で、忘れないようにしたいところです。申告書類の作成は手書きでも可能ですが、確定申告ソフトの使用や税理士に作成してもらう方法もあります。国税庁提供の確定申告書等作成コーナーを活用すれば、手書きで計算したり作成するよりも楽に書類が作れます。提出する書類が揃ったらいよいよ提出ですが、税務署に持参するか郵送を利用する、e-Taxで提出する方法があります。

青色申告で最大65万円の青色申告特別控除を受けたい場合は、e-Taxでの申告が必須です。確定申告書などの書類提出が無事に終わったら、確定申告の期間中に税金を納めれば完了です。主な税金は所得税と消費税ですが、所得税の納付は3月15日まで、消費税は3月31日まで納付できます。期間の最終日が休日の場合は、次の平日が期限日となります。所得税の納付はe-Taxで預貯金口座から振り込む、インターネットバンキングやクレジットカードによる納付、コンビニからの納付や振替納付が利用できます。